入り込んだものをデトックスするカレーのレシピ

こんにちは、なつかです。「カレー好きな人〜?!」

「はぁ〜い!!」と手を挙げていただいた方!どんなふうに召し上がっていらっしゃいますか?
我が家は冷蔵庫の残り野菜の片付けに急に思いついてカレー作ります。

ゴロゴロっとお野菜が入ってるのも美味しいし、
具材が溶けるほど煮込んでいるのも好きだし、
柔らかいスジ肉がドンって入っているのも美味しい・・・

市販のカレールーは小麦粉でスパイスをあらかじめ固めてくれていて失敗なく調理しやすく誰もが食べやすいのですが、効果で考えると、ルーの形態と同様に体の中に入っても固めやすく溜めやすい調理になります。

今回は固めにくい、体に溜めたくない人のためのカレーを作りをします。


市販のルーは不要!いろんなスパイスを使い今回はデトックスに特化させたカレーを作りましょう。

今まで挑戦するチャンスを逃していた方!とっても簡単ですので是非一緒に作ってみましょう。

今回は「こんな体質を改善したい!」と感じている方へおすすめのレシピです。

  • ほてりを感じてボーっとしてる方。
  • 冷えを感じている方。
  • 下半身に固まってしまったむくみをデトックスしたい方。
  • なんだか食欲がない、元気が出ないと感じている方。

今回は本格派にも感じるカレーを作っちゃいますよ!

スパイスをいくつか食品庫に常備しておくと一気に料理上手になれます。

スパイスをいくつも買っておくのは、場所をとって嫌だなという人は、あらかじめ配合してくれているカレースパイスの缶がおすすめ。

少しずつスパイス揃えていこうかなという人は、とりあえずコリアンダーとクミンとターメリック買っておいてね。                                      

目次

スパイスでどうやってデトックスできる調理をするのか?の解説

実はスパイス、紀元前は殺菌や消毒剤として使われていました。

シリアでは紀元前1721年台の陶器の壺の中からクローブが見つかっています。古代の中国では皇帝のそばに行く時はクローブを含んでいました。

大航海時代にはクローブの他にも胡椒やナツメグなどが貿易の中心商品だったようです。

今回はデトックスをしたい人向けなので性味帰経以上に大切なポイントをお伝えします。
(デトックスしたい人のレシピはこちらにまとめてみました)

「水と火を使ってどうしたいかの思い(意念)を込める」

めちゃくちゃ怪しい言葉ですが、要するに以下がポイントです。

  • 効かせたい食材はスパイス、この子達に活躍してもらおう!
  • 強火で一気に調理をして熱いうちに食べる!
  • 汗が出たり鼻がスースー通ったり、食べると元気な明るい気持ちになるよ!

スパイスの性味帰経

今回はスパイスにもいろんなものがあるので列記します。

それぞれの性味帰経などもまとめて書いてみました。

カレーのスパイスには大体こんなものが入っています。

⚫︎ターメリック(ウコン):性味(涼性辛味苦味)帰経(肺心肝)
胆汁の分泌や排泄を助ける。利尿作用や健胃、鎮痛の効用もある。アルコール性脂肪肝などに肝の働きをした支えしてくれる。活性酵素を減らす作用を持つ。

⚫︎シナモン:性味(熱性辛味甘味)帰経(心肝脾腎)
ニッキ(肉桂)の木の樹皮「桂枝(けいし)」や「桂皮(けいひ)」と呼ばれ、カラダを温めたり、胃腸を整えるための漢方薬に幅広く使われています
シナモンは漢方薬の処方としても使用されます。毛細血管を再生させる上、胃腸を温め、消化機能を高めてくれる温脾胃の効果があります。生薬として使われる場合は桂皮と呼ばれ、風邪などの軽い悪寒や発熱、腹痛、月経痛など体を温める効果があることで痛みを緩和させます。

⚫︎カルダモン:性味(辛味温性)帰経(脾胃)
スパイスの女王ショウガ科の多年草「白豆蔲(びゃくずく)」と呼ばれています。清涼感のある良い香りがしますので食後の口直しにもぴったりです。
苦味が食欲を促す胃腸薬。体の余分な水分の調節をしてお腹の張りをなくし、胃もたれの改善や吐き気などの緩和や、呼吸器系の不調、発汗、リラックス効果。

⚫︎クローブ:性味(温性辛味)帰経(脾胃腎)
「丁香(ちょうこう)」や「丁子(ちょうじ)」と呼ばれ、カラダを温めるだけでなく、胃を温めることで冷えによるしゃっくりを改善する作用もあります。
漢方薬では、鎮痛作用、口臭予防、抗感染作用、抗菌特性があるほか、カビの増殖を抑える作用もあります。丁子とも呼ばれ胃腸を温めたり消化不良を緩和する。

⚫️マンダリン=ちんぴ:性味(温性辛味苦味)帰経(肺脾)
みかんの皮を乾燥したもの。胃腸と肺の気の巡りを改善するのに効果的です。風邪の予防、胃腸の調子を整え体を温める効果があります。

⚫️スターアニス(八角):性味(温性辛味甘味)帰経(脾胃腎)
胃腸を温め機能を回復する効果があることから、胃腸の働きを活発にし新陳代謝を高める薬用にも。
ウィルスや細菌から守る効果、風邪やインフルエンザ予防などの風邪薬にも。

⚫️クミン(=馬芹 セリ科の植物のタネ):性味(熱性甘味辛味)帰経(胃肺)
ほろ苦さと土っぽさのある強い香りが特徴で最も古くから栽培されているスパイスです。クミンシード(種子)と言われますが植物上は果実で小舟のような細長い形をしています。
クミンの生薬名は馬芹(バキン)。お腹を温め冷えによる消化不良を解消し健胃整腸に働きます。下痢や腹痛の治療、胃腸内のガスを排出する作用、気をめぐらせる肝機能を高めるなどがあります。体を温めて食欲増進、消化促進し、膨満感を解消します。

⚫️ナツメグ:性味(温性辛味)帰経(脾胃大腸)
ニクズクという植物の仁。収斂薬として使われたりすることから慢性的な下痢止めなどとして用いられるそうです。胃の気の流れを整える。

⚫️コリアンダー(パクチーの種):性味(温性辛味)帰経(肺胃)
漢方では体を温めたり胃腸を活発にし、整えたりする効果に期待されています。食欲がない時や、胃が弱まったときの消化不良の改善のほか、胃もたれにも効果的です。

⚫︎カイエンペパー(赤唐辛子):性味(熱性辛味)帰経(心脾)
胃腸を温め消化を良くする。冷えによる腹痛、嘔吐、下痢などを止め、しもやけにも良い。ビタミンが多く、辛味成分のカプサイシン、赤色成分はカプサチン。

⚫️ブラックペッパー:性味(熱性辛味)帰経(胃大腸)
抗菌・防腐作用、血行・代謝促進作用冷えの解消にも役立ちます。食欲増進、胃や大腸を温めて消化不良の改善、胃の調子を整えます。

■ガラムマサラ←コリアンダーやクミン、唐辛子でもあるカイエンペパー。カルダモン、クローブを調合してくれているもの。

なっちゃん

上級編!カレー味のスパイス比率の参考に、コリアンダー4:
クミンシード2:カイエンペッパー2:クミンパウダー2:ガラムマサラ2:ターメリック1
コリアンダーを軸に働いてもらう!?

性味辛味 / 温熱性
帰経肺経・脾経・心経腎経
カレースパイス調合缶の性味帰経

デトックスカレーの材料

玉ねぎ中1個
鶏肉適量
(チリペパー)小1
コリアンダー小1
ターメリック小1
クミン小1
トマト水煮缶200g
天日塩小1 / 2
胡椒小1 / 2
EVオリーブオイル大さじ2

作り方・レシピ

  1. 鶏肉、玉ねぎをカットする。
  2. フライパンに玉ねぎと鶏肉を炒めたらスパイスなど全ての材料を入れ、強火〜中火で時々混ぜながら煮ます。
  3. 熱いうちにお召し上がりください。

まとめ

身体が重だるくて元気のない時や汗をかきたいときにぜひ作ってみてくださいね。

そして、作ったらぜひFacebook(徳島旬野菜×中医学体質改善)で紹介やシェアをお願いします。

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この記事を書いた人

YOME厨房オーナー。地元野菜中心の日替わり弁当屋を10年しています。中医学など自然療法に関心があり長く取り組んできました。薬やお医者さんに頼る前に自分でできる改善への取り組み、病気になる前に日頃からできること、自分らしく生きるための精神的な安定を整えるための食事法を提案お伝えしています。こちらのサイトではそのお弁当屋で作っているレシピを解説し紹介しています。

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